MPアグロは、お得意様支援機能の充実を図るため、獣医師等の技術社員を主体に、各種検査機能と生産指導機能を有するアニマルヘルスサポートセンターを設置して営業支援を行うとともに、季刊誌「MPアグロジャーナル」を発刊し情報の発信に努めています。
また畜産物の食品としての「安全・安心」を実現するために、全社をあげてHACCP普及に取組み、お得意様の皆さまへお役に立てることを目指しています。
アニマルヘルスサポートセンターでは、検査施設を設置し、鶏・豚・牛・魚の病気の予防・診断・治療のための病理検査・血清抗体検査・細菌検査・遺伝子検査等を実施しています。
また、畜水産物の微生物制御に有効なHACCPの考えに基づき、飼料・畜舎環境・衛生害虫・肉・牛乳・卵などの定期検査も実施し、総合的な衛生対策サポートに取り組んでいます。
併せて、獣医師社員が農場を訪問し、動物用医薬品等の的確な使用方法の指導や衛生管理に関するご提案も行っています。
MPアグロでは、農場HACCP審査員と農場HACCP指導員および、農場HACCP e-ラーニング研修修了者が、営業の一環として、お得意様の支援活動に邁進しており、国際HACCP同盟認定リードインストラクターが、全体をフォローアップし活動しています。
農場HACCPへの支援はもとより、2020年を目標とした食品施設のHACCP制度化に向け、業界団体が作成する「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」の手引書作成委員会にも参加し、活動しています。
HACCP制度化先進国では、畜産農場と畜産物処理施設が一体となった安全・安心を担保する仕組みになっており、いわゆる「ワンパッケージHACCP」となっています。当社も、今持っているすべての力をフルに発揮し、畜産経営のお役に立ちながら、お得意様の良きパートナーとして活動できることを目指して、取組んでいます。
畜産物処理施設のHACCPは、制度化による基準Aと基準BおよびHACCPを基本とした民間認証システムがあり、「安全な原材料の確保」と「食品としての畜産物」の安全を担保するため、「安全な取り扱い」、「品質の保持」、「安定した処理量」を確保し、目に見える形にして、消費者に理解いただくものです。